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損益分岐点比率



損益分岐点比率とは


損益分岐点比率とは実際の売上高から損益分岐点売上高が何%の位置にあるかを見る指標で、求める式は以下になります。位置を求めるという事から損益分岐点比率の事を損益分岐点の位置とも呼びます。

損益分岐点比率 = 損益分岐点売上高 ×100
売上高

損益分岐点比率が低ければ低いほど、売上低下による赤字への抵抗力があるという事になるので望ましいといえます。例えば損益分岐点売上高が3600万円で、実際の売上高が4000万円の会社があったとします。その時の損益分岐点比率は、

3600万 ×100= 90%
4000万

90%です。売上高が仮に10%減少しても収支トントンで赤字が出ない計算となります。この10%を安全余裕度といいます。損益分岐点比率が低ければ低いほど売上減少時の抵抗力が高くなり、安全性も高くなるということです。



損益分岐点比率の改善


損益分岐点比率を改善して経営の安全性を高めるためには売上を上げる他、固定費や変動費を削減して損益分岐点売上高自体を改善する事も重要です。そこでここでは固定費と変動費それぞれを改善した場合に損益分岐点売上高の位置がどのように変化するかをグラフでみていくことにします。

■固定費の改善
固定費には減価償却費や事務所の賃貸費用、一般管理費などがありますが、無駄な設備の償却による減価償却費の削減やアウトソーシングや給与水準の見直しなどによる一般管理費の削減などにより固定費を削減する事が可能です。他にも創意工夫により固定費は削減できるでしょう。固定費が削減された場合の損益分岐点であるBEP(Break Even Point)は以下のグラフのように変化します。


■変動費の改善
変動費には原材料費や運搬費用、燃料費などがありますがこれも原材料費なら価格交渉や購入方法の見直し、運搬費用の見直し、工場運営の合理化による歩留まり率の向上などにより変動費も削減する事が可能です。歩留まりとは製造過程において欠陥無し製造・出荷できた製品の割合のことです。変動費が削減された場合の損益分岐点(BEP)の変化は以下になります。





※参考資料
経営分析入門―ビジネス・ゼミナール
経営分析の考え方・すすめ方
これならできる!経営分析
ほんとうにわかる経営分析


目標利益 || EBITDA
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text 2008/12/21




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