第14回:売上高経常利益率


経常利益とは
経常利益は営業利益に日常的に発生する財務活動から生じる損益すなわち経常損益を加減して求めます。経常損益は特別損益との比較で用いられる言葉で、突発的に発生した収支ではなく、経常的に発生するという点が必要条件となります。この経常損益ですが営業外収益と営業外費用という2つの項目に分類されます。

営業外収益 = 受取利息及び割引料、有価証券利息、受取配当金、仕入割引、有価証券売却益、投資不動産賃貸料等
営業外費用 = 支払利息及び割引料、社債利息、社債発行費償却、売上割引、有価証券売却損、有価証券評価損等

経常利益はいい変えると日常的に発生する営業活動と財務活動から生じる収益を表す指標で、その企業の本来の実力を計る目安としてよく利用されます。



売上高経常利益率とは
売上高経常利益率 = 経常利益× 100
売上
売上高経常利益率も経常利益と同様、その企業の本来の収益力を判断する指標として利用されます。


売上高経常利益率の活用の仕方
売上高経常利益率も他の指標と同様、同業他社や自社の過去の実績などと比較して使われます。また売上高経常利益率と売上高営業利益率との比較も重要です。ここでは高水準の営業利益に効率的な資産運用による営業外収益がプラスされているという形が望ましといえます。これとは反対に営業利益は低水準で、財テクなどによる営業外収益が経常利益の大半を占めているようなケースでは、問題が内紛されている可能性が高いので注意が必要です。



売上高経常利益率を改善するには
売上高経常利益率を改善するには段階を経て考えていく必要があります。 まず第一は売上高総利益率を改善することです。改善方法は売上高総利益率のページで詳しく解説していますが、要は売上原価を引き下げることで粗利益率を改善したり、売価を上げたりするというものです。 第二に売上高営業利益率を改善します。改善方法は経理や総務などの管理部門をシェイプアップし、販売にかかる営業部門の費用や諸経費を抑えるなどです。 そして最後に売上高経常利益率を改善します。借入金の利息などの営業外費用を抑え、効率的な資金運用で営業外収益を増やすなどして改善します。優良な子会社を抱えている企業では配当などで営業外収益として業績に貢献してくれます。





※参考資料


売上高営業利益率 | 一覧へ | 売上高当期純利益率
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text 2006/07/30










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