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1人当たり売上高の業種・業界平均、高い業種、低い業種は?




1人当たり売上高とは

1人当たり売上高は従業員の生産性を見る指標

会社は現有資産を使って売り上げを計上し、利益をあげていきます。現有資産は会社の設備の他、従業員も含まれます。この従業員の生産性を見る指標の一つが1人当たり売上高です。1人当たり売上高は売上高を従業員数で割って求めます。

1人当たり売上高の計算式

1人当たり売上高の目安、見方

1人当たり売上高は業界による差も大きいです。例えば石油・石炭製品業や電気業などは売り上げが大きくなる傾向にあり、一方で飲食業などは低くなります。このように業種・業界による差が大きいので、目安にするなら同業種の平均をみるといいです。比較対象も同業他社か自社の過去の実績との比較がいいでしょう。

各業界の1人当たり売上高を見ていく

流動比率や売上高経常利益率など主要な財務指標については財務省・法人企業統計調査により調査・公表されていますが、1人当たり売上高については掲載されていません。しかしながら付加価値率と従業員一人当たりの付加価値額が掲載されているため、次の式を利用することで各業種・業界の1人当たりの売上高についても求めることができます。今回はそうして計算した1人当たり売上高について高い業種と低い業種をそれぞれ見ていくことにします。

別の指数から1人当たり売上高を求める計算式



1人当たり売上高の業界平均の高い業種

1人当たり売上高の高い業種・業界

1人当たり売上高の高い業種

1人当たり売上高では石油石炭製品や、電気業、水運業、卸売業などが特に高くなっています。次いでリースや非鉄金属、鉄鋼、化学、自動車などの業界・業種が高くなっています。大規模な設備などを抱えている製造業が特に1人当たりの売上高が多くなる傾向にあるようです。

1人当たり売上高が最も高い業種・業界は?

1人当たりの売上高が最も高いのが石油・石炭製品業界で、その数値は2位の電気業を大きく引き離す4億2737漫円となっています。石油・石炭製品業界だけずば抜けて1人当たりの売上高が多いです。設備も企業の大きな経営資源であり、大規模設備を持つこうした業種はそれだけ売上高も高くなる傾向にあるようです。



1人当たり売上高の業界平均の低い業種

1人当たり売上高の低い業種・業界

1人当たり売上高の低い業種

1人当たり売上高の低い業種・業界は漁業や小売業、金属製品、繊維などでとくに医療・福祉業、飲食・サービス業、宿泊業、農業などは低い数値となっています。

1人当たり売上高が最も低い業種・業界は?

1人当たり売上高が最も低いのが医療・福祉業です。企業の実態を見るのは売上だけでなく利益も大事ですが、利益の源泉となるのは売上です。売り上げがそもそも低い業種というのは得られる利益にも限りがあります。1人当たり売上高からみるとこうした業種はかなり生産性の低い業種であるといえます。



全産業、製造業、非製造業の1人当たり売上高

全産業の1人当たり売上高は2015年度の数値で3536万円です。上記でも見た通り製造業の方が非製造業よりも900万円ほど1人当たり売上高は高くなります。

全産業製造業非製造業
1人当たり売上高353642733304



1人当たり経常利益のチェックも

1人当たりの売上高を見るときは1人当たり経常利益も同時にチェックしておきましょう。売上だけを上げるなら薄利多売や、赤字覚悟の乱売でも可能であり、しっかりと利益を確保したうえで売り上げを上げていないと企業を存続していくことも困難になります。




※参考資料


1人当たり売上高とは、計算式や目安について || 1人当たり経常利益
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公開日 2017/11/15




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