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売上高伸び率




成長力を見る

売上高伸び率は会社の成長力を見るための指標となります。売上高伸び率では単年度の伸びだけでなく、5年や10年といった期間で伸び率がどのように推移するかを見ることも大切です。売上高伸び率を求める式は以下になります。
売上高伸び率 = 当期売上高 - 前期売上高 × 100
前期売上高



売上高伸び率の使い方

売上高伸び率は業界平均との比較が有効です。なぜなら同じ業界であれば業界に共通する事情を同様に受けるからです。例えば不況業界であれば、どの会社もその影響を受けます。また売上高伸び率を見て、その増減の理由は何で有るかを分析することも大切です。売上が増加している場合は新製品が好調であったり、取引先が拡大中であったりなど様々な理由が考えられます。また売上の伸びが鈍化したり減少に転じてしまった場合は、原因が一過性のものなのか、構造的なものなのかといった背景を分析し、問題点を洗い出して解決策を講じることが必要となります。



成熟期には成長率は落ちる

会社にも人間の成長と同じようにライフスタイルがあり、成長期には売上高、利益が大きく伸びます。成熟期になると売上高や利益の伸びは穏やかになっていきます。 ある程度規模が大きくなるとそこからさらに売上高、利益を大きく伸ばすことは容易ではなくなってきます。成熟期では分母である売上規模が大きくなる一方で、分子である毎年の売上高の伸びは落ち着いてくるので、結果売上高伸び率は低下していきます。




成長企業での注意点

成長力のある企業は売上高伸び率も業界平均よりも高くなりますが、一方で成長期には先行投資負担が大きくなることがよくあるため、借入金が増加して自己資本比率や固定比率の悪化を招くことから、安全性に問題のある企業もよく見られます。



会計方針の変更にも注意

売上高の増減は会計の収益認識の基準の変更にも影響を受けることがあります。例えば建設会社で売上の計上を工事完成基準から工事進行基準に変更するとします。工事完成基準では工事が完成し、施主に引き渡した時点で完成工事高として認識されますが、工事進行基準では工事の進行状況に応じて、進行部分を工事完成高として認識します。工事完成基準から工事進行基準へと基準を変更した期では進行部分も完成高として計上されるため、売上が増加して伸び率が高くなります。そうした点も考慮して伸び率を見る必要が有ります。

突然売上高が伸びた期には、会計処理基準に変更がないかも確認しておきたいところです。会計処理の方針については、財務諸表の注記の会計方針のところに記載されています。





※参考資料
経営分析の基本
決算書 読解力の基本が身につく88の極意
経営分析入門―ビジネス・ゼミナール
これならできる!経営分析


成長性とは || 経常利益伸び率
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text 2014/02/20




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